刻雲録

言霊の幸う国で、言葉が見せる風景を感じる

2022-01-01から1年間の記事一覧

「事後」に関心の薄い日本、感情論の奴隷ゆえか

https://news.yahoo.co.jp/articles/d649ff3da242e0d963c69bab7715083977aab2a8 やはり北欧には肝心してしまうことが多い。 そのことについてはひとまず後記とする。 私は日本のニュースの在り方に煮えきらぬ不満を抱えていた。 例えば住宅街で単純な火事が…

マウントを取ることに、何の躊躇いもない時代

下記の記事に現代に蔓延る病魔が見えるので、記事内容に対する意見ではないが、思うところを述べたい。https://news.yahoo.co.jp/articles/c4fc68eefd958bba519a85be034db33bd567a7d0 ここで言う大人たちの思慮浅さに辟易とする。彼らの批判のほとんどが言論…

紡ぎ出すことの苦しみ、抜け出すことの安らぎ

私の稿は極端な言論ばかりだと思われるかもしれない。事実、言葉というものが真実を表し得ない「道具」である以上、言葉を使えば正か否か、右か左か、貴か賤か、のような二極的表現に流されざるをえないのである。あるいはその前提を踏まえ、表面的な感情や…

NHKラジオを聞いて

たまたま聞いていたラジオに思うところがあり、眠気眼で脈動の激しくなるような「ご意見」を公式サイトに送った。だが文字数制限に苛まれてしまい、消化不良を起こしかねないために当ブログを利用して気持ちのいい朝を迎えることにする。 いや、それができな…

食品偽装から見る日本の体質

熊本におけるアサリの産地偽装問題が衆目を浴びた。 相変わらず正義の立役者になりたがる報道機関と政府の厚顔無恥さにあきれ果てるのは私だけか。 これまでも社会問題の度に事の正否を問うただけで何か好転したことがあっただろうか。 周知の通り食品偽装は…