刻雲録

言霊の幸う国で、言葉が見せる風景を感じる

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

一人で死ぬべき、と言い切る社会について

無差別殺傷事件の犯人は他人の命を道連れに自害した。そのことに対し、犯人を突き放すような言葉が発言力のある著名人から多く吐き出されている。一人で死ぬべきだ、と彼らは言う。現代はついに互いに関わり支え合おうとする地域社会を打ち壊し、他者に思い…

川崎市で起きた無差別殺傷事件から考えること

無差別殺傷事件が頻発している。 特に恨みもなく、それどころか会ったこともない相手を手にかけてしまう狂気の沙汰は、社会全体に充満している臭気のひとつであることに日本人はいい加減気付かなければならない。 例えばネットにおける言論の自由は暴走し、…